ワクチンで感染症を抑制できるのか?
ワクチンで感染症を抑制できるのか?
コロナ騒動では、多くの人々が接種会場に並びました。
皆、ワクチンの効果を信じてのことです。
でも、ほんとうに効果があるの? という疑問もわきます。
そこで、ここでは、ワクチンの歴史に焦点を当てて、実際のデータに基づき、その真相に迫っていくことにします。
下のグラフは、各感染症の患者数の推移を表しています。(出典:英国公衆衛生庁)
たとえば、はしか(麻疹)を見ると…
1968年からワクチン接種が始まり、患者数が減少していくことが分かります。
視覚に訴えられると、一目瞭然です。
そして、ワクチン効果はすごい! ワクチンがあれば感染症を撲滅できる!
となるわけです。
でも、これでは、一部分しか見ていません。
これを、もっと長いスパンで見ることで、印象は大きく変わります。
下のグラフは、1838~1978年の麻疹の死亡数の推移を表しています。
ワクチンの導入は、1968年ですから、グラフの終わりかけです。(赤枠の部分)
実際は、ワクチン導入時より、ずっと以前から、減少傾向にあることが見て取れます。
とても、ワクチン効果によって、死亡数が減っているとは受け取れません。
前のグラフでは、都合のいい部分だけを切り取って、ワクチン効果を偽装していたことが分かります。
このように、正しい(事実に沿った)傾向をつかむには、長いスパンで見ることが必要なのです。
これは、麻疹に限ったことではありません。
ジフテリアや百日咳、天然痘、ポリオ、結核、ヒブ、日本脳炎、おたふくかぜなども同様に、ワクチンが導入される前から減少傾向にあります。
下のグラフは、米国の各感染症の死亡率の推移です。
全ての感染症が、1900年の初頭から、中盤にかけて、自然に減少して終息に向かっています。
猩紅熱と腸チフスは、ワクチンがないのにもかかわらず、同じように減少しているのです。
これを見ても、ワクチンには、感染症を抑制する効果がないことが分かります。
では、なぜ、感染症は、自然に減少しているのでしょうか?
感染症が大流行していた時代背景は、今とは、ずいぶん違います。
当時は、人口過密で不衛生な環境で、食料も満足に得られない、というような時代です。
糞尿は垂れ流しで、ゴミや家畜の死体も散乱しているといった状態です。
食料が不足し、栄養状態が悪化すると、当然、免疫力も低下します。
それで、汚染された川で洗濯し、飲料水にして、というような生活環境では、感染症が大流行しても不思議ではありません。
それが、時代を経て、栄養状態が改善し、下水道などのインフラが整備されることで、感染症も下火になっていったわけです。
そして、大事なのは、そんな過酷な環境でも、多くの人々は、感染しなかったということです。
感染が成立するのは、主体(原因)と環境(条件)との関係においてです。
たとえ環境が悪くても、主体(免疫力など)が正常なら感染することはありません。
そもそも、細菌やウイルスは、あらゆる所に無数に存在しています。
私たちは、日常的に、それらに暴露していますが病気にはなりません。
何よりも大事なのは、自らの免疫力を正常に保つということです。
ワクチンは、その免疫を抑制するものですから冷静に対処しなければなりません。